我が国経済は、長期に低迷する中で、先行きの経済も未だに楽観を許さず内外の経済情勢に対応した適切な企業運営が必要で、フエルト産業が二十一世紀に生き残るには、社会環境重視(ゼロ・エミッションの理念)の企業活動が強く求められる。
この様な状況下での協会事業活動は、リサイクル事業・人材育成・環境対応事業等を主体に、各事業委員会をより活発に推進し、協会員の事業委員会参加による生産技術体系の整備、経営革新の推進などを支援する事業を強力に推進する。
このような観点から、平成17年度の協会事業計画を下記のとおり策定する。
記
1. フエルト関連製品・環境対策等の品質管理技術および適正用途の開発のため、関係省庁と協力し、JIS規格事業を推進する。
本年度は、リサイクルフエルトの環境製品規格および関連する繊維製品試験方法の基礎資料を収集すると共に環境製品の開発を積極的に進め、環境製品関連のJIS規格原案作成の準備を行う。
2. フエルト・不織布関連製品の国際化に対応するために、ラベル表示事業を推進し、機能化、素材開発・流通機構の合理化等を図る。
本年度は、ラベル表示事業委員会・認証委員会を設置し、関連産業のラベル表示の要望課題、機能・性能について日本フエルト工業組合と協同で検討し、品質基準、認証基準を作成し、ラベル表示事業を推進する。なお、認証事業は、日本フエルト工業組合に事業委託する。
3. 会員相互の情報活動および協会事業の周知を活発化するため、協会機関誌「Felt」の年/2回を目標とした発行事業を行う。
昨年に続き、技術情報処理・ホームページの情報の改定(役員人事・事業計画・決算等)と共に、ラベル表示事業の基礎となるフエルト・不織布の性能・製品規格並びに表示事業協力企業会社名を掲載し、ラベル表示事業の普及を図る。
4. 海外情報の収集、海外研修者の受け入れ、技術者の交流等を推進するため、海外市場・フエルト・不織布生産技術等の調査事業を行う。
本年度は、経済発展の著しい東南アジア地区の業界事情調査を目的に視察団を派遣し、研修生受入事業の技術移転情報および研修生の受け入れの可能性について予備調査を行う。
また、従来の海外視察については、公益法人改革に沿った事業見直しが要求されているので、海外視察事業を統括的に再検討を行う。
5. リサイクル事業調査委員会を強化し、各分野に利用されているフエルトおよび関連製品のリサイクル化の協力体制を進め、製品開発を日本フエルト工業組合と協同して実施する。
本年度は、愛知万博・リサイクル事業工場の見学会を開催する。自動車関連部品・繊維製品のリサイクル化・土木資材等は、関連業界へ積極的に提言し、市場の確保と共に開発事業に協力する。
6. 経営戦略会議・若手経営者会議を引き続き開催し、フエルト業界の将来動向、時代に沿った企業の在り方等について、情報収集、講演会等を開催し企業経営の合理化・効率化の環境作りを支援する。
本年度は、公益法人の改革が叫ばれている中で、フエルト・不織布市場の将来動向と併せて、社団法人日本フエルト協会の設立意義・協会事業の在り方について、監督官庁・有識者・協会員を含めた講演会・討論会を夏期セミナーとして開催し、協会事業の基本方針の確立を図る。
以 上
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